淡路瓦を活かしたガーデニング
四季に恵まれたこの国では、わずかな空間にも庭園をしつらえ、 眺め安らぐ「間」を持つことで心の贅沢を得てきました。
今私たちが親しんでいるガーデニングも、そんな自然の癒しにほかなりません。
その表現のひとつとして、やさしい風景を提案しているのが淡路瓦です。
植栽や芝生との心地いい調和、苔が萌えだした瓦の趣き深さ。
土や草花と同じ自然から生まれた創造物として、瓦は庭に美しく溶け込みます。
淡路瓦の豊かな質感、焼きもの特有の柔らかさと温もりは、刻(とき)を重ねるほどに味わいを増し自然に馴染んでいきます。
プランターに、オブジェに、照明器具に、表現自在な淡路瓦。
季節の花に囲まれてお茶を飲む、水をやりながら植物たちとの会話を楽しむ…
瓦遊ぶ庭に、心豊かな時間を招いてください。
【出典】 淡路瓦工業組合、株式会社マサヨシ
アクセント
多様な形を持つ瓦。瓦の全体や部分の面白い形をうまく生かし、壁にはめ込んだり、生垣に組み込んだり、植物と瓦でパターンをつくったりすることで壁や植栽に動きや軽やかさ、かわいらしさが演出できます。また、瓦と植物で図柄や絵を描く瓦絵は、頭の体操、心の癒しになります。
松皮菱等ユニークな形の瓦で、壁にアクセントをつけたり、「抜けの空間」を設けたりして壁に動きと明るさを与えます。
立体感のある雪止め瓦等を生垣に組み込ませると、銀ネズ色の瓦が生垣の緑とマンリョウの赤を調和させると伴に、生垣にリズム感を与えます。
線状の瓦でストライプ、円弧の瓦で波型、松皮菱で緑。
瓦でパターンを作り植栽にアクセントをつけます。
円弧で花や波を演出する等、多様な形を持つ瓦と植物で創っていく瓦絵は、創造力とセンスで楽しめる「癒しの庭」の一つ。
フレーミング
敷瓦はチェス盤のように規則的で、多様な並べ方が可能。枡の中に植物が納まり易く、どの色とも調和できる銀ネズ色で、フレーミングに最適な素材です。
市松模様のフレーミングは「間」を創ることがポイント。
コケ等で市松模様にメリハリをつけると、花はポイントとして入るだけで十分で、ローコスト。
銀ネズ色の瓦で市松模様を作り、その枡にテクスチュアや花色の異なる植物を入れて、秩序性と変化を楽しむパレットガーデン。
山野草等小さい、いろんな花を楽しみたい時、瓦でフレーミングすると、銀ネズ色の瓦でカラーコーディネートでき、すっきりまとまります。
マテリアルとしての瓦
形状が多様、通気性、断熱性、調湿性を持つ瓦は、ガーデニングマテリアルとして多様な利用方法を持ち、高いポテンシャルがあります。
瓦の形が多様なだけに単独で器となる物、組み合わせて器となる物と多様な器が創れます。品の良い、いぶしの色はコケ玉や和風の寄せ植にぴったり。
通気性、断熱性があり、規格された形で施工が簡単、軽量で女性でも扱えます。瓦はロックガーデン等の素材に最適。割れた瓦も土壌の通気性をもたせる土壌改良剤としてリサイクルできます。
通気性、断熱性、調湿性があり、形が多様で舗装パターンも多様、規格品で施工が簡単。ヒートアイランド化が懸念される現代、熱伝導の低い瓦は21世紀の舗装材といえます。
形が多様で細工しやすく、色に品があり、割ると色味の変化が出ます。和、洋共に使える土止めやエッジ材。
のし瓦に銅管を差し込み、トップにワイヤーでコンテナを創れます。スタンドコンテナはエアプランツや着生ランに最適。蝶が飛んでいるようなオブジェにもなります。瓦は色目も良く、重さと角度があり、コンテナの土台にピッタリです。
オブジェとしての瓦
8世紀ごろ建物の安穏を祈り鬼面を飾った鬼瓦。屋根の上で家を守ってきた鬼瓦は、地上に降りても存在感は変わることなく、屋敷を守る仁王、厄払い狛犬のような意味合いが加わりました。
2つの鬼瓦を各々左右にかたむけ、あ・うんの形に配するだけで、立派な風格のある玄関空間が演出できます。
鬼瓦をコケの上に載せ、「天、地、人」と植物を組ませることにより、家人のもてなしの心を表現。玄関前や狭い前栽によく合います。
唐獅子は、地面に降ろしても動きが感じられるように、屋根の上で飛んでいる時のようにアンジュレーションをつけた空間で楽しみます。
三面を持つ鬼瓦は筒状になっています。電球を筒に入れると照明器具にも、存在感のあるオブジェにもなります。
のし瓦を積み重ねてつくったウェーブ。コンクリート壁とのモノトーンの組み合わせは、いぶしの美しさと品を引き立て、立体感を生み出します。一つひとつ積み重ねるだけなので女性でも作ることが可能です。いろんな形の瓦を組み合わせ、多様な作品が作れます。
施工例
日常からの開放と安らぎを与える坪庭ガーデニング
【参考】 上記プラン/1,200,000円(税込) ※面積:約3坪、施工費・材料費・プランニング料込み
80,000円~/1坪の施工が可能です。詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
淡路瓦を活かしたガーデニングの詳細は・・・
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淡路瓦について
最高の土に恵まれ、大阪・京都・奈良にほど近い地の利を得、さらに優秀な職人が集うことで、日本屈指の品質が育まれた淡路瓦。その代表銘である、いぶし瓦の歴史をみても、約400年前にさかのぼります。
日本の気候風土に適し、人々に親しまれてきたこの淡路いぶし瓦が、21世紀の今、あらためて注目されています。
気品漂う光沢の美しさはもちろん、建材などマテリアルとしての性能、人への優しさ。
そこには次世代瓦としての魅力が凝縮されています。
地震、火災にも強く、通気性も良好。日本の四季を見守る瓦です。
淡路瓦が屋根材として優れている点は、まず通気性の良さ。瓦と下地の間に空気の道ができ、自然のエアコンの働きをします。また、瓦は本来、不燃・耐火材ですが、1000℃以上で焼きしめる淡路瓦は特に耐火性に優れ、火災時のひび割れや変形に強く、もらい火をしにくいことで知られています。耐震性においても施工法と合わせて強化。大震災の被災地となった淡路では、深度7の激震にも耐えうる構造を提案しています。さらに凍害に強く、太陽熱や雨にも高い耐性を発揮。住まいに必要な性能を備えたハイテク建材といえます。
体にやさしい自然素材。省エネ、リサイクル可能なエコ瓦です。
さまざまな性能を備えた淡路瓦ですが、何よりその健康性は、100%天然素材であること。アスベストをはじめ体に有害な物質を含まないばかりか、備長炭のように有害な物質を吸い取る作用もあります。さらに使用後は土に還る地球環境にやさしい瓦。稀少なリサイクル瓦でもあることから、次代性も見直されています。